グリーフケアについて
グリーフケアとは
流産や人工妊娠中絶のあと、しばらく経ってから急に涙が出たり、周りの妊娠の話に心がざわついたりすることがあります。「もう気持ちの整理はついたはずなのに、どうして今さら」と戸惑う方も少なくありません。
こうした心と体の反応は「グリーフ(悲嘆)」と呼ばれ、大切な存在を失ったときに起こる自然な反応です。グリーフケアとは、このグリーフに寄り添い、気持ちを整理していく過程を支える取り組みを指します。流産や中絶による喪失は、妊娠週数の早さや周囲の理解を得にくいことから、悲しみそのものが見過ごされやすいという特徴があります。
堀産婦人科では、この視点を診療に取り入れ、体の回復だけでなく気持ちの整理までをお手伝いしています。
心と体に起こる変化
症状の現れ方や続く期間には個人差があります。数日で少しずつ落ち着く方もいれば、しばらく経ってから気持ちが揺れ動く方もいらっしゃいます。どちらも自然な反応です。次のような変化に心当たりがあっても、ご自身を責める必要はありません。
- 涙もろくなる、あるいは涙が出ない
- 眠りが浅くなる、食欲が変わる
- 周囲の妊娠・出産の話に心が動く
- ご自身を責める気持ちが強くなる
PAS(中絶後遺症候群)という考え方
気持ちの整理がなかなかつかず、「自分は人と違うのだろうか」と不安になる方もいらっしゃいます。
PAS(Post Abortion Syndrome・中絶後遺症候群)とは、中絶や流産の経験をきっかけに、時間が経ってからも心身への影響が続くことがある状態を指す言葉として使われることがあります。ただし、PASはDSM(米国精神医学会の診断基準)やICD(世界保健機関の国際疾病分類)といった国際的な診断基準に採用された正式な医学的診断名ではありません。特別な病名としてではなく、多くの方が経験しうる反応の総称として使われている言葉とご理解ください。
- ささいなことに過剰に反応してしまう
- 当時の記憶や感情がふいによみがえる(フラッシュバック)
- つらい気持ちに気づかないふりをして抑え込んでしまう
これらは特別なことではなく、多くの方が経験しうる自然な心の動きです。ご自身を責める必要はありません。
当院にご相談いただける窓口
誰にも打ち明けられず、ひとりで抱えている方も少なくありません。つらいお気持ちがあるときは、どうぞ当院にご相談ください。ご本人はもちろん、パートナーの方だけでのご相談も承っています。お話しいただく内容はプライバシーに十分配慮したうえで、お伺いします。
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お電話でご連絡
まずはお電話(03-3449-3541)でお気持ちをお聞かせいただければと思います。ご予約は必要ありません。
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ご来院またはお電話でお話
ご希望に応じてご来院いただき、医師またはスタッフがゆっくりお話を伺います。電話のみでの相談も可能です。
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必要に応じたご案内
ご希望があれば、水子供養やブルーポストや助成制度についてもあわせてご案内します。
よくあるご質問
気持ちが落ち着くまでの期間には個人差があります。数日で和らぐ方もいれば、しばらく経ってから気持ちが揺れ動く方もいらっしゃいます。長く続く場合やつらさが強い場合は、我慢せずにご相談ください。
可能です。ご本人だけでなく、パートナーやご家族だけでのご相談も承っています。
まずはお電話でお気持ちをお聞かせいただくところから始まります。ご来院いただいてゆっくりお話しいただくことも可能です。ご都合やご希望に合わせてご案内します。
当院での処置の有無にかかわらずご相談いただけます。流産・中絶を経験された方のお気持ちに向き合ってお話を伺います。
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この記事の監修者
ご供養や相談窓口の詳細はご供養・相談窓口・助成についてのページにまとめています。おつらいときは、どうぞお気軽にご相談ください。