産みわけ外来でご案内している内容

「上の子が女の子だから、今度は男の子を迎えたい」「初めての妊娠は、できれば女の子がいい」——そうしたお気持ちでいらっしゃる方は少なくありません。
堀産婦人科の産みわけ外来では、排卵のタイミングと腟内環境を整えるゼリー、体質を整えるサプリメントを組み合わせた方法をご案内しています。
受精卵や胚を操作する医療行為ではなく、基礎体温や排卵検査薬をもとにした性交のタイミング調整が中心です。

着床前診断(PGT-A)や、非認証施設でのNIPT(新型出生前診断)を用いた性別選択は、当院では行っておらず、ご案内もしておりません。まずは知りたい内容に近いページからご確認いただければと思います。
ご希望やこれまでの経過をうかがいながら、無理のない方法を一緒に考えます。

お悩み・目的ご案内ページ
産み分けの原理やX精子・Y精子の性質についてくわしく知りたい産みわけについて
男の子の産み分けサプリ「リンカルS」の飲み方を知りたい男の子うみわけサプリ

産みわけの基本的な考え方

産み分けの土台になっているのは、精子が持つ性染色体の違いです。卵子はいつもX染色体を持っていて、精子にはX染色体を持つ「X精子」とY染色体を持つ「Y精子」の2種類があります。X精子が受精すれば女の子、Y精子が受精すれば男の子です。

X精子は酸性の環境に強く、寿命がやや長いといわれます。一方のY精子はアルカリ性の環境で動きが活発になりやすいものの、寿命は短めとされています。こうした精子の性質の違いを利用する考え方は、大規模な研究によって効果が実証されたものではなく、一つの学説として参考にされているものです。腟の中は普段、乳酸菌の働きで酸性に保たれています。

ここに性交のタイミングをずらすことで、どちらの精子が受精しやすい環境をつくるかを調整するのが産み分けの考え方です。

当院ではSS研究会の考え方を参考に、女の子・男の子それぞれで異なるタイミングをご案内しています。体質や周期には個人差があります。同じ方法に取り組んでも、結果は人によって違うことをご理解のうえで進めていただければと思います。

女の子・男の子で異なるタイミングの取り方

産み分けの方法は、ご希望の性別によって使用するゼリーとタイミングの目安が変わります。

使用するゼリータイミングの目安
女の子をご希望の場合ピンクゼリー排卵の2日ほど前
男の子をご希望の場合グリーンゼリー+リンカルS排卵日当日

女の子の産み分けは、排卵より少し早いタイミングを狙う方法です。排卵検査薬だけでは把握が難しいため、来院時に卵胞の大きさを計測して排卵の時期を予測します。男の子の産み分けは、排卵日当日にタイミングを合わせる方法で、サプリメント「リンカルS」を産み分け開始の2ヶ月前から服用しながら進めます。それぞれの方法をもっと詳しく知りたい方は、産みわけについてのページでご説明しています。

産みわけ外来の流れ

初診でのご相談から、周期の確認、タイミングのご案内まで、4つのステップで進みます。

  1. ご相談・問診

    来院時に、ご希望の性別やこれまでの生理周期についてお伺いします。

  2. 周期の確認

    排卵日を予測するため、基礎体温表をお持ちいただくか、排卵検査薬の使い方をご説明します。

  3. タイミングのご案内

    ご希望の性別に応じて、ゼリーの使い方と性交のタイミングをお伝えします。

  4. 通院してのタイミング調整

    卵胞の育ち具合を見ながら、周期によっては排卵を促すhCG注射で排卵の時期を合わせることもあります。

ご自身の周期や生活のリズムに合わせて、無理なく進めていきます。

産みわけの成功率に関する当院の考え方

「本当にうまくいくのか」——産み分けを考えるとき、多くの方が気になる点だと思います。当院では、産み分けの成功率を具体的な数値ではご案内していません。体質や周期、生活状況によって結果には個人差があり、どのような方法であっても希望する性別を保証するものではないからです。

産みわけ外来は、確率をお約束する場ではありません。望む性別を授かる可能性を高めるための方法と、その取り組み方を一緒に確認していく場だとお考えいただければと思います。

当院が行わない性別選択(着床前診断・NIPTへの対応)

受精卵の段階で性別を判定する着床前診断(PGT-A)や、非認証施設でのNIPT(新型出生前診断)を用いた性別選択は、当院では行っておらず、ご案内もしておりません。PGT-Aは本来、不妊症・不育症の患者さまを対象に、胚の染色体異数性を調べて流産を防ぐことを目的とした医療行為です。性別選択のみを目的とした実施は、日本産科婦人科学会の見解に反するとされています。

当院でご案内できるのは、タイミングと自宅での取り組みによる方法に限られます。妊娠や出生前検査について気になることがあれば、産み分けのご相談とあわせてお話しください。

よくあるご質問

Q
産みわけ外来は誰でも受けられますか?
A

生理周期がある程度規則的な方であれば、多くの場合ご案内できます。持病がある方や服薬中のお薬がある方は、来院時に医師が一つずつ確認します。

Q
産みわけの成功率はどれくらいですか?
A

具体的な確率のご案内はしておりません。体質や周期による個人差が大きく、どの方法も希望どおりの性別を保証するものではないためです。

Q
女の子と男の子で受診方法は変わりますか?
A

ゼリーの種類とタイミングの目安が異なります。女の子は排卵の2日ほど前にピンクゼリー、男の子は排卵日当日にグリーンゼリーとリンカルSを組み合わせます。

Q
着床前診断で性別を選ぶことはできますか?
A

性別選択のみを目的とした着床前診断は日本産科婦人科学会の見解に反するため、当院では行っておらず、ご案内もしておりません。

この記事の監修者

院長 堀 量博

院長

堀 量博(ほり かずひろ)

堀産婦人科

  • 日本産婦人科学会認定医
  • 日本臨床細胞学会指導医
  • 母体保護法指定医
院長プロフィールを見る

産み分けの原理やX精子・Y精子の性質をもっと知りたい方は、産みわけについてのページをご覧ください。