人工妊娠中絶手術の手術法について

人工妊娠中絶手術の手術法には2通りあります。

真空吸引法

堀産婦人科で行っている真空吸引法という手術法です。
この手術は子宮のなかに細いチューブを差し込んで、吸引器で内容物を吸い取る方法です。
この手術方法は掻爬法に比べて手術時間も短く、出血も少なく、子宮内膜へのダメージも少ないことが特徴です。
WHO(世界保健機構)も掻爬法ではなく真空吸引法を推奨しています。

しかし、真空吸引法だからといっても100%安全なわけではありません。
不慣れな術者が行えば、チューブを差し入れるときや吸引操作をするときにトラブルを起こすこともあります。 中絶手術を多く取り扱う施設で、掻把法を推奨する説明がありますが、医学的に広く認められているものではありません。

掻爬(そうは)法

もうひとつは、掻爬(そうは)法といって、子宮内の内容物を先の太いピンセットのような器具(鉗子)で取り出したり、スプーンのような器具(キュレット)で掻き出す以前から行われている手術法で、日本ではいまだに圧倒的に多くの施設で行われています。

子宮の中の内容物を取り出す手術としては基本的なものですが、手作業で感覚的に行うため、術者の技量に負うところが多い術式です。
デメリットとしては、手術時間が長くなり、出血量も多く、雑な操作で、子宮に傷をつけたり、穴を開けてしまうことが稀ですが起こり、不妊症や腹膜炎の原因になります。

◆ 人工妊娠中絶手術の基本

人工妊娠中絶手術の基本は掻爬法です。
真空吸引法では手術中の手の感覚で「子宮の中の状態」が掻爬法より分りにくいため、掻爬法に習熟した術者が行ってはじめて安全で優しい手術法となります。

堀産婦人科院長は研修医の頃から掻爬法で数多くの手術を行い、院長就任以来、真空吸引法で人工妊娠中絶手術を行っています。