不妊症検査について
卵巣や子宮の状態、ホルモンの値などは月経周期によって大きく変化します。
そのため女性側の検査は月経周期に沿って進めていくことになります。
基礎体温
基礎体温の測定は、卵巣の働きを知るための最も重要な手段です。
朝起きて体を動かす前に婦人体温計で測定します。これを基礎体温表につけ、排卵の有無や排卵後の黄体機能を判定します。
超音波検査
排卵の時期を推定する卵胞径や子宮内膜の厚さの測定、子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫などが診断できます。
子宮頚管粘液検査・フーナーテスト(性交後試験)
排卵日頃の朝検に性交渉をもって来院していただき、子宮口や頸管内の粘液を採取します。
精子が、たくさん元気に泳いでいれば合格ですが、動いてなかったり精子が少ない、見つからない場合は精子の異常や頸管粘液が精子の通過を阻んでいる可能性も考えられます。
各種ホルモン検査
血液中のホルモンを測定することで、卵巣の働きや、排卵障害の原因がどのホルモンの乱れによるものかを調べます。