当院の妊娠初期検査項目について
当院では妊娠9週前後に初期の血液検査を行います。都内在住の方は青い補助券を使います。
血液型、母子感染予防のための感染症検査、血糖、肝機能、甲状腺機能検査を行います。
感染症検査については「妊娠中の感染症」をご参照ください。
当院の検査伝票です。
検査項目の説明
血液型、不規則抗体検査
血算、白血球、貧血(血色素)、血小板
梅毒スクリーニング
B型肝炎スクリーニング検査
C型肝炎スクリーニング検査
HIV(エイズ)スクリーニング検査
風疹、トキソプラズマ、HTLV-1(成人型白血病)各抗体検査
風疹は32倍以上でOK。16倍以下だと感染の可能性ありです。
トキソプラズマは6 IU/mL未満は抗体がないので食事などに注意です。
妊娠糖尿病スクリーニング検査 ※中期にも負荷試験を行います。
凝固因子(血の止まりにくさ) ※中期にも負荷試験を行います。
肝機能検査 ※サプリを飲んで高くなる人がいます。お酒飲みはγ-GTPが高くなります。
甲状腺機能検査
甲状腺機能が悪いと流産のリスクが高まります。TSHが2.5μIU/mL以上、Free T4高値で精密検査です。
以上が当院で通常行う検査項目です。
愛育病院やNTT関東病院など連携施設での検査項目にあわせてあります。
ご希望があれば追加検査で、サイトメガロウイルス、パルボウイルス、麻疹抗体などの検査も可能です。
健診時にお申し出ください。