胎動を感じましょう

みなさんおなかの赤ちゃんの胎動を感じていますか? おなかのなかでモゾモゾ、トントン…。赤ちゃんのあらたな生命の運動のことを胎動といい、超音波検査では妊娠10週くらいからはっきり認められます。

「まだ胎動がわからないのだけれど」「胎動はどんなものなのですか?」「胎動が最近少ないようで心配です」といった胎動についての疑問、質問をしばしば聞くことがあります。確かに胎動は赤ちゃんの発達を知る上で重要な情報源ですが、赤ちゃんの状態を客観的に評価できる検査は、胎児心拍監視装置か超音波検査による測定(BPS: バイオフィジカルプロファイルスコア)のみで、胎動による評価は確立されたものではないため、あまり神経質になることはありません。

いつから胎動がわかりますか

はじめて胎動を自覚する時期には個人差がありますが、だいたい妊娠20週前後です。初めての妊娠のかたは19~20週から、経産婦は16~18週からといわれています。またはじめての胎動は“ピクッと動く感じ”“腸が動く感じ”“つっぱる感じ”などから始まり、後期になると“内蔵がひっくり返る感じ”といったダイナミックなものや、赤ちゃんのパンチ、キック力も強くなり、外から見ていてもおなかが波打つように動く様子がわかるようになります。

胎動にはどのようなものがありますか

胎動にはゆっくりしたからだのねじりや回転、急激な手足のつっぱり、軽くすばやい波状運動、しゃっくり様、けいれん様運動などがあり、現在では
  kicking 手足の伸展、つっぱり(妊娠末期に減少)
  rolling  船の横揺れ様のからだの大きな動き、回転
に分類され、胎動の回数を計測するときにはrollingを1回と数えます。
またすべての胎動を感じるわけではなく、おかあさんは胎動の約40%しか自覚していません。当然、忙しく動いていれば胎動を自覚しにくくなりますし、妊娠末期には胎動の自覚は少なくなります。

胎動でわかる赤ちゃんの様子

それでは胎動を感じて赤ちゃんとお話をしてみましょう。 妊娠30週くらいになったら、10回の胎動を自覚するのにかかった時間を測定してみましょう。(ten count time)朝でも夕方でもいつでもかまいません。10回の胎動を6割の方が10~20分間程度で感じ、ほとんどの場合40分以内に自覚します。赤ちゃんもおなかのなかで寝たり起きたりしているので、ときには長時間感じないこともありますが、あまり長時間(1時間以上)かかることが続き心配であれば主治医の先生に相談してみてください。 
1日1回、ご主人と“胎動タイム”の時間をつくってご一緒に赤ちゃんとのコミュニケーションをとってください。